蒔田彩珠(まきた あじゅ)さんは、2002年8月7日生まれ、神奈川県横浜市金沢区出身の日本の女優です。7歳で子役デビュー後、是枝裕和監督作品への出演を重ね、2018年には映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」で初主演。以降、報知映画賞新人賞やアジア映画賞など新人賞を多数受賞し、若手実力派として確固たる地位を築いています。
プロフィール
- 名前:蒔田 彩珠(まきた あじゅ)
- 生年月日:2002年8月7日(22歳)
- 出身地:神奈川県横浜市金沢区
- 身長:158cm
- 所属事務所:スターダストプロモーション
- SNS:Instagram/X(旧Twitter)
子役時代から是枝裕和監督作品へ
蒔田さんは7歳の時に芸能界入りし、10歳で是枝裕和監督のドラマ「ゴーイング マイ ホーム」に出演。映画「海よりもまだ深く」「三度目の殺人」「万引き家族」でも子役として出演し、演技の柔軟性と存在感を評価されました。
映画初主演「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」
2018年、16歳で主演に抜擢され、繊細な感情演技で評価されました。ギター演奏など新たな挑戦も含め、報知映画賞(新人女優賞)や高崎映画祭(最優秀新人女優賞)を受賞し、著しい飛躍を遂げた作品です。
助演で評価を確立「朝が来る」他作品
2020年公開の河瀬直美監督作品「朝が来る」では重厚な役どころを演じ、報知映画賞の助演女優賞、毎日映画コンクール助演女優賞、アジア映画賞助演女優賞などを受賞。新人賞に続く立て続けの受賞は、その実力を裏付ける結果となりました。
テレビドラマでの活躍
NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(2021)では清原果耶さん演じる主人公の妹役、「妻、小学生になる。」(2022年)や「わたしの一番最悪なともだち」(2023年)の主演など、話題作に次々と出演。2025年には「御上先生」「DOCTOR PRICE」など新作への出演が決まっています。
代表作と出演作品一覧
映画
- 海よりもまだ深く(2016)
- 三度目の殺人(2017)
- 万引き家族(2018)
- 志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2018/主演)
- 朝が来る(2020)
- 静寂(ハピネス)(2022)
テレビドラマ
- ゴーイング マイ ホーム(2012)
- おかえりモネ(2021)
- 妻、小学生になる。(2022)
- わたしの一番最悪なともだち(2023/主演)
- 御上先生(2025)
- DOCTOR PRICE(2025)
その他活動
音楽劇「道」(2018)主演、劇場アニメ「神在月のこども」(2021)声優出演も経験。
演技の魅力と制作裏話
- 自然体でありながら、表情の機微に深みがある演技
- 是枝監督から「演技の素養がある」と直接高評価
- 役への準備としてのギター学習や感情分析など、努力家としても定評あり
受賞歴
2018年
- 第43回報知映画賞 新人賞(『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』)
- 第33回高崎映画祭 最優秀新人女優賞(『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』)
2020年
- 第45回報知映画賞 助演女優賞(『朝が来る』)
- 第42回ヨコハマ映画祭 助演女優賞(『朝が来る』『星の子』)
2021年
- 第75回毎日映画コンクール 女優助演賞(『朝が来る』)
- 第44回日本アカデミー賞 新人俳優賞(『朝が来る』)
- 第94回キネマ旬報ベスト・テン 助演女優賞(『朝が来る』)
- 2020年度全国映連賞 女優賞(『朝が来る』『星の子』)
- 第15回アジア・フィルム・アワード 助演女優賞(『朝が来る』)
- LINE NEWS PRESENTS NEWS AWARDS 2021「NEXT NEWS賞」
2022年
- 第25回日刊スポーツドラマグランプリ 助演女優賞(『おかえりモネ』)
SNSで見る素顔とファンとの関係
Instagramでは撮影オフショットやファッション、ギター練習などの素顔を投稿。Xでは出演情報やコメント発信が続き、ファンとの交流も積極的です。
今後の展望
- 2025年もドラマ・映画での露出が増え、多彩な役に挑戦予定
- 国際映画祭出品作品への参加で海外からの評価向上も期待
- 声優・舞台など演技以外の表現分野でも活躍の余地あり
まとめ
蒔田彩珠さんは、子役としての経験を土台に映画やドラマで重要な役どころを務め、多くの映画賞を受賞してきた実力派女優です。2025年も話題作への起用が続き、国内外での注目が増すことが見込まれます。ナチュラルな演技力と多彩な表現で、多方面からの注目を集める彼女の今後にますます期待が高まります。
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