更新日:2025年9月15日
2025年9月上旬、全国のコメ5キロ当たり平均価格が約4155円となり、前週より264円上昇して13週ぶりに4000円台に戻りました。背景には、新米の早場米が高値で販売される一方、割安な備蓄米の割合が減ったことが影響しています。
価格上昇のポイント
- 新米の早場米の販売が広がったこと
- 備蓄米を含む複数銘柄米の値上がり幅が大きかったこと
- 銘柄米の平均価格は前週より72円上昇し、4344円に
なぜ値上がりしたのか?
エキスパートによると、農協だけでなく商系の卸業者が積極的に高値を提示してコメを集めていることが大きな要因です。農協の農家への概算金が60キロあたり約3万円である一方、商系業者は約3.5万円を提示しているケースもあり、集荷競争が価格を押し上げています。
今後の見通し
- 農林水産省は増産見通しを変更していない
- バイヤーは在庫確保のため高値で購入しており、現場では不足感が続く
- 秋の収穫が安定すれば、年末にかけて価格も落ち着く可能性がある
- 昨年より収穫量が50万トン増える見込みで、市場に出回る量次第で価格変動に影響
まとめ
コメ価格の4000円台回復は、一時的な集荷競争による高騰が大きく影響しています。今後は新米の収穫量や市場への供給状況により、価格が安定する可能性があります。消費者や業者にとって、秋以降の動向は注目すべきポイントです。
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